オーラと天使と悪魔 虹のあそびば ④私が出会った猫のはなし エピソード1
こんにちは。ジュナイパーです。8歳です。
朝から食欲がなかったけど、学校に行きました。
寒かった。ちょっと嫌だった。
教室はざわざわしてた。
『おう、ジュナイパー』とか『よう、ジュナイパー』とか何人も声をかけてくれた。
小さくなった上靴を持って帰ろうとして持ってたけど窓ガラスの中にいる保健室の先生が貞子に見えて、びっくりして落とした。
いつも優しくてかわいくて髪をくくっているのに、今日はくくってなかった。
小学校1年の学校から帰るときに、坂を上がっているとゴミ捨て場の前らへんに段ボールのちっちゃい箱が落ちていました。
ちっちゃい声でニャーニャーと聞こえました。
中には新聞紙が敷いてありました。
仔猫が一匹入っていました。
オレンジが多めの茶色で虎よりも明るいオレンジ色でした。
めっちゃちっちゃくて鼻がピンクでめっちゃかわいくて、毛がもしゃもしゃでした。
うんちもおしっこもしていなかったので、捨てられたばかりだと思います。
まだ歩けなさそうだったので抱っこしてみると男の子でした。
トラに似ていたからトラという名前をつけました。
段ボールをゴミ捨て場に避けて、新聞紙を持ってトラを
近くの公園に連れて行きました。
誰にも見つからない場所を見つけたので、新聞紙を置きトラをそこに置きました。
『また会えるといいね』と言って、トラに透明の能力を差し上げました。私にしか見えなくなるパワーをトラに与えました。トラは自然で生きたいそうだから、人間に見えなくなるようにしました。
次の日、あの子だいじょうぶかな?と思って坂を上ったら、トラが毛づくろいしていました。
『トラ〜』って呼んでみたら、ハッとなってこっちを見ました。私は走って行ってトラをなでました。すごく喜んでいました。しばらくなでて『そろそろ帰るね』って言ったら、トラがどこかへ行っちゃいました。
それから何回も、学校の帰りに会いました。
友達と帰っているときは会いませんでした。
しばらく経って、立派なからだになったトラがいました。もう大人になっていました。
私が『立派な大人になったね』と言うと『ニャー』と答えました。
次に会ったとき、白くてきれいな大人の女の子の猫がトラと一緒にいました。
トラは『結婚してん。』と言いました。
となりの女の子は『嬉しいのはわかるけど、その言い方おかしくない?』と恥ずかしそうに言っていました。
私はバカ笑いしました。笑いすぎて涙が出ました。
何日か経つと、女の子2人と男の子2人の仔猫が一緒にいました。
『あ、こども産んだんやね!』と言うと『そうやねん!』トラが言いました。
『そうか〜よかったな』と私が言いました。
『うん!』と言いました。
まだ聞きたい方がいらっしゃいましたら、また明日トラの話しをしますので大丈夫ですよ。
じゃ!
読んでくれてありがとう。
コメントお待ちしています。
また明日。(代筆:母)